中学生野球のコーチ日記

東京で中学生軟式野球のコーチをしています。 2012年11月からは新たに1年生だけのチームで再出発。 毎週の練習日記を綴ります。

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反動利用フォームの是非

以前にも同じようなことを述べたブログで述べましたが、
フォームを固める中学生レベルには重要なことなのでもう一度。



先日、村上コーチが選手フォームのビデオを送ってくれました。
便利な世の中になったものです。

このビデオでは非常に選手フォームの特徴がわかる。
やはり気になるのは以下の2点。
① 反動を利用してインパクトを強めようとするフォーム。
② 流れるように連続した動きが綺麗なフォーム

どちらも悪いことではありません。
しかし、重要な事に早く気づいて欲しい。

私も中学時代には上記2点ができていました。

いや、それをしてしまっていたのです。




とりあえず現選手を褒めておきましょう。

ヒロ。
2年生ながら公式戦でオーバーフェンスできた打力はとても魅力。
それはままさしく①の賜物です。
彼が素晴らしいのは、それに加えて前に突っ込まないのです。
これほど綺麗に軸足荷重でトップの位置からインパクトまで動けるのは
私の8年間のフェニックスコーチ経験の視点ではNo1でしょう。

違った角度でもう一つ褒めると、②ではないのです。
そう、タメができているのです。
それによって連続動作ではなく、一度自分の間合いをとっているのです。
これが素晴らしい。
反動のバックスイング+タメ+突っ込まないスイング

ヘッドの返しが早すぎる(腰を使っていない証拠)事や、
時折見せる弱い人間性さえ克服できれば、
皆が見本とすべきところまでの可能性さえ感じさせます。


一方、この①が打撃面で悪く出てしまっている選手も居ます。
名前は伏せますが、ユウタは要注意すべき。

反動を利用してバックスイングしてトップの位置をつくるのですが、
そのまま②も行ってしまっている。
要するに、反動を使ったスイングに。

これではバットコントロールは非常に難しくなる。
動いてくるボールに対して当てるだけでも難しいのに、
当てるのに関係のないバックスイングの反動の動きのまま打ちに行ってしまう。

昔はヤクルトの杉浦選手がこれを克服するために最初からトップの位置で構えていました。
このトップのまま構える事は、実はすごく苦しいのですが杉浦選手は工夫して克服したのです

本当は、バックスイングは反動ではないのです。
エネルギーを貯めるためにトップの位置を作るのです。
以前から言っている、エネルギー保存の法則ですね。
そのトップの位置から一瞬でよいので静止して飛んでくるボールを見て、
それに向かって反射神経で打ちにいくのです。
そう、まさしくタメなのです。

上述の①と②は個別には良いことかもしれませんが、同時に行ってしまうと悪に。

でもユウタはミートの瞬間の破壊力は間違いなくチームNo1です。
たまたま試合でたまにしか出ないだけ。
あれだけの破壊力があるのであれば、トップの位置で一旦静止し、
タメを作ってから打ちに行ってもそのパワーは減衰しないどころか、
より効果的に安定して破壊力を生み出すことができるハズ。

もう一緒に野球を始めてから丸2年。
それをやろうとしないのは、私を嫌いか、または少しだけオツムが弱いのか…。
冗談はさておき、
間違いなく4番はユウタなので残り7か月の中で早く気づいて欲しいところ。



さてさて観点を投球に移しましょう。

先ほどべた褒めしたヘロ。じゃなかった、ヒロ。

惜しい。実に惜しい。

投球では一転して①②を同時にやってしまっている。
何度か注意はした。本人も理解はしている様子。
かなり改善はされた。でもまだ残っている。

投球時になぜ前足を上げるのか。
位置エネルギーを作り、それを運動エネルギーへ変換するためです。
その位置エネルギーの作り方が2塁方向への捻りの反動になってしまい、
その捻りをリリースする動きがそのまま行われてしまっている。

これは中学生には難しい。
高さの位置エネルギーを稼ぐところが横の回転エネルギーになってしまい、
それが正に反動として投球している。

これだけでもコントロール、特に横のコントロールが難しくなることは想像できます。
しかもこの横の回転は開きを生み、肩と肘へ負担となっていくことでしょう。
基礎体力があればまだしも、疲労が蓄積するとこの傾向は更に高まります。
だからヒロには、走れ! と指導していますが、本人が走ろうとしない。
練習最後の外周も…
このままでは故障するのも時間の問題。しかしそれだけは絶対に避けなければなりません。
本人の自覚次第です。

それとタイチ。
アーム式の腕の使い方はもう十分修正できた。
物凄く難しい修正でしたが、こういうところがタイチの素晴らしいところ。
言われるだけでなく、自分でしかりと理解してイメージを作り上げた結果です。
徹底的に野球に専念すれば素晴らしい選手になる事間違いなし。(コーチが悪い?)
次は②を意識させたい。
フォームがあまりにスムーズに連続で“流れてしまっている”。
そう、タメがない。
これは2年前に入部した時からわかっていた事ですが、
頭の良いタイチには、一度にあれやこれやと言うより、
一つずつ気づかせてやるほうが確実かつ早く対応できる。
優先したのは腕の使い方だったが、時折タメのヒントを言ってはきました。
キャッチボールでトップの位置を作るのにワンテンポ遅らせてみろ、と。
そのためには右手を真下から砂を掻くようにバックスイングを、
とアドバイスしましたが、まだまだ時間が足りない。
なんせ学校では陸上部。
本人が野球に裂く時間を作らねば投球フォームはそう簡単には出来上がらない。


一方、
投球で意外(い言っては失礼)に①②をうまく使っているのがユウタとトモ。

ユウタは右腕のトップ位置の作り方がティラノサウルスに似ていてとても特徴的なのですが、
それが実は、僅かながらのタメになっています。
なので直す必要は当初から無い(以前ブログでも解説済)と思っていましたが、
ただ現状の欠点は①②ではなく開いたまま投げる事です。
これは、タメ、を作ることで修正できるはず。

トモの打撃は非常に小さなタメを軸足回転にパワーを移行させて打てる。
だから小さな体でも打撃の結果が付いてきている。
1年生の夏に右の指を学校で骨折してしまい、ほぼ2か月くらい練習ができない時期がありました。
あの時は、徹底的に軸足を鍛える個別練習をさせましたが、それがもしかしたら打撃に生きたのかもしれません。
最近では投球フォームも同じような軸ができたように感じた時がありました。
これも小さなタメをつくって投げるフォームです。





長くなってしまいましたが、

良い要素は個々に追及すべき。

しかし、それらが組合わせられた時に如何に工夫し、応用できるか。

そのように選手を観察して、

特徴を特長とし伸ばしてやり、癖を理論で理解させてやれるか、

あいつはxxがダメだ、と嘆くのでなく、ここが指導のポイントでしょう。




選手の皆も、良い見本の先輩がいます。

良いところは真似をして、悪いところは反面教師にして、取り組みましょう。




今日の、反動と連続動作、難しいテーマですが、

これを議論する際には、タメ、を意識しないといけない、という事。

このタメ。

実はビジネスを含め、様々なシーンで考えるべき、良いテーマのように思います。





2月は、雪、雪、試験、雨、でほとんど練習ができませんでしたが、

優秀な選手達ばかりです。

必ず英単語200語くらいは覚えたことでしょう!






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セオリー

以前のブログでも書いたように、
少しずつ野球のセオリーや技術に触れていこうと思っています。


そこで、先日の試合で指示した2つのセオリーを紹介。
実は、あまりうまく機能しませんでした。
そのため、改めてブログに書き留めておいて今後の理解に少しでも繋がることを期待します。


1つ目は、バッテリーの攻め方

2つ目は、2アウト1塁の時のランナー牽制





①バッテリーの攻め方

これはそれこそ千差万別。
しかし、少ないチャンスで確実に打者を仕留めるためのテクニックを紹介。

0ボール2ストライクの時。明らかに投手有利の状況。
しかしながら3球目を打たれるケースが実は多い。

これはバッティングセンターと同じでストライクが続くことで打者の目と体が慣れてしまっている。
特に2ストライク目がたとえ空振りであっても打者はスイングに対して体が馴染んでいます。
また、次は打つ! と待っている 打者にスッと投げてしまうのは危険。

ここは、アウトコースにボール球を投げて、打者に考えさせる事が必要。
焦っている打者が手を出してくれれば儲けもの。

もし、早いスライダーを持っている投手ならとても有効です。
打者はストライクゾーンを広く待っていますので、きわどいコースから外れていくスライダーにはどうしても手を出さざるをえません。

それにアウトローへの速球が加われば間違いなし。
ボールの出し入れとはこういう技術ですね。

軟式野球でいうと、ここで注意が必要なのはアウトコースに外す、という事。
インコースだとうまく当たられてしまいます。




②2アウト1塁時にランナーは基本的には盗塁、またはエンドラン。

野球ではヒットなんてそうは続きません。
2アウトでランナー1塁の場合にフリーに打たせても3塁に進むことが精いっぱい。
となると、もう一度次の打者が打たなくては点は入りません。
要するに、そんな都合の良い事が連続では起きにくい野球では、打者まかせではなく、
ランナーとのコラボでチャンスを拡大する事が必要です。
従って、このケースでは盗塁が非常に考えやすい作戦です。

例え盗塁失敗しても、同じ打者が次の回にもう一度打席に立てるのです。
これは打者心理からすると非常に有利。
また、相手チームに対して走ってくるというプレッシャーを与える事ができます。
全く動いてこないチームは怖くはありません。

ただしその時の打者が出塁を期待できない場合は、次の回の先頭にしないように敢えてそのまま打たせる事もあります。しかしそこは育成の面からして、打てないからこそバントの構えで盗塁をサポートする経験のチャンスだったりします。
このようなケース(2アウト1塁で経験の浅い打者)では私は必ずヒットエンドランをさせます。
サインを出してやる事で、打者の迷いを払拭します。
更に失敗してもサインを出した私の責任です。
弱気な打者は打つ事を後押ししてやる事で意外な打撃をするケースがあり、そこで自信を持たせてやるのです。

このようなスチールは特に打者が2ストライクの時には大変有効です。
理由は、上述の通りですがそれに加えて打者不利な状況のため尚更出塁の期待が薄くなっているためです。





なぜこの2つのセオリーを同時に説明したかというと、
このミックスの考え方で更に戦略が深くなるためです。


たとえばバッテリーからすると、2アウト1塁0ボール2ストライクの場面。
当然ながら、1球外しますが同時に盗塁阻止する外し方が必要です。
逆に攻撃サイドでは、打者は盗塁を意識したバッテリーの直球を待つことが有効です。1塁ランナーは盗塁があるぞと見せかけランナーが足で牽制することで打者のカウントを有利にすることも出来ます。
投手は牽制をすればするほど打者に投げにくくなります。

上述したように、単独スチールではなくヒットエンドランも非常に有効です。

正に野球の駆け引きとして面白いところですね。



もっと考えを深くしていくと、
普通に打席に入るとバッテリーと打者の3人でのプレーが中心。
しかしそこにランナーが加わると4人でのプレーになります。
更にそのランナーが2塁の時は、ショートの牽制も入り更に5人に。
セカンドも加わって6人。



やはり、野球はチームワーク次第!



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Wildcats Baseball

ワイルドキャッツ監督、コメントありがとう。

今年は、中学生フェニックスと練習試合をしたあと、連敗スタートとなったリーグ戦。
でも最近は打線にやっと活気が出てきたようで連勝中とのこと。

ワイルドキャッツが2年目の時、私が高校2年生の秋に1試合参加して
その翌年の夏から登録選手として参加しているチームです。

チームは今年で31年目。
会社等の組織ではなく、単なる友達が友達を呼んでチームとなっています。

それで31年は本当にすごい!
今回はそんなワイルドキャッツの野球を紹介。




野球には2つの考え方があります。

①:点を与えなければ負けない
②:点を獲らなければ勝てない

どっちが良いのでしょうか?



イチローでも4割を打てません。
ということは普通の打者は7割はアウトです。
要するに良い投手をそうは打てない、または平凡な投手に対しても打ち損じがあります。
3割打者が9人並んだとします。
3outまでは、3÷0.7=4.2857人必要という事。
要するに1.286人がヒットを打つ可能性があると計算できます。
この数字が意味するのは、
毎回1人はヒットを打ちますが、2人がヒットを打つイニングは9イニングで2回しか無い事になります。
その2本がシングルヒットでは点を獲れません。
だから四死球は重要で、盗塁やエンドランなど様々な作戦が必要なのです。

一方、エラーはあるものの一般的な守備率は打率より格段に安定しています。

と、言うことは、②:点を獲らなければ勝てない
と考えるよりも、①:点を与えなければ負けない と考える方が理論上は確実。

実際、軟式野球はそれなりのレベルになると、なかなかヒットは出ません。
30年間のワイルドキャッツの野球を振り返ると、
正にこの守り勝つ野球を、草野球なりに実践してきたように思います。



ワイルドキャッツは伝統的に、ランナーを進めるセカンドゴロを打ってきました。

私も痛烈に記憶している2塁ゴロがあります。
転職前年だったので35歳でした。川崎球場トーナメントでの試合。手も足も出ないような相手投手。
たしか0-0で迎えた5回くらいの試合終盤。
先頭の樋口が何とかセンター前ヒット。(この試合はこれと久保田のセーフティの2本のみのヒット)
次打者凡退後に私の打席。
ここで1塁ランナー樋口が今の彼には考えられない積極性を見せます。
とは言ってもその中に緻密な意思がありました。(こういう所が美人奥さんと結婚できた秘訣!)
盗塁です。
ノーアウトだとリスク大。2アウトだと警戒されます。
私の前の打者も瞬足なので、その時はゲッツーは無いと見た、という事もあるでしょう。
殆ど追い込まれるまで打たない私は捕手の死角になる左打者。
更に連打はあり得ない投手。
なんと樋口が、単独スチールです。速球派、牽制も巧い。正にチャレンジ。
打席で焦りましたが、いつものように私はバントの構えで捕手を牽制。しかし捕手も強肩。
間一髪セーフ。
1outランナー2塁、でも私は2ストライクに追い込まれた。
ここで2塁ゴロなら、真正面でも痛烈でも2outにするため2塁手は3塁へは投げないと私も計算。
来た球はやはり速球、と思いきや内角をえぐるスライダー。最近ならカットボールか。
歯を食いしばってなんとか1,2塁間のセカンドゴロ。今でもその瞬間を思い出します。
ランナーは3塁へ。
ちょっと悔しかった私がベンチへ帰ると、皆総出で『ナイス!』と迎えてくれました。
皆、樋口の気持ちと私の計算を悟っていたようでした。
次打者は見事な左翼への犠牲フライ。
正にベンチも含めて全員で奪った1点。
面白い事に、1-0とリードした後は、エラーやピンチなんて微塵も考えなかったように思います。
この1点だけで勝ちました。


先週もタフなゲームだったようで、3-2 で勝利したものの両チームノーヒット。

犠牲フライとセカンドゴロでの得点だった様子。
(ちなみにセカンドゴロでの得点は犠打ではありませんが)

今の打線をノーヒットに抑えた相手投手は相当良い投手だったのでしょう。
(でも対戦相手からすると考えにくいところもあり、)
(イイカンジでここまで書いたブログですが、本当のところどうだったのでしょうか?)
(でも聞くところによると本当に打線が機能していた事は事実のようですね)

いずれにしろ、打てなくても守りきる野球がワイルドの真骨頂。
(本当は打てると楽な試合になるのですが・・・)

相手エラーや四死球を確実にモノにするという集中力は素晴らしい。
盗塁や、または足が遅くても知恵と勇気のある走塁など、
ヒットだけが盛り上げる攻撃ではありません。
エラーだってしても良いのです。
気持ちが入っているがためにチームを盛り上げるプレーが出てくるのがワイルドキャッツ。

そんなプレーは、野球の巧い下手や、経験があるか否か、そんな事は全く関係ない。
全員がしっかりと考え、全員の良い所を見て、アドバイスし、声を掛けて盛り上げる。
たまにおちょくる。
飲み会は毎回、アホなくらいの盛り上がり。
私がワイルドキャッツのメンバーを尊敬する最大の理由です。


学校や仕事だけの知り合いや友人だけではない、
こんな特別な友人ができたのもワイルドキャッツ。
そんな環境を与えてくれた野球に感謝です。



フェニックスの皆にも、こんな思いをさせてあげたいのですが、

いつか来るでしょう、そんな日が。




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野球の相対性理論

今日は一風変わった話題。

現在の1年生が入部してきた、ちょうど1年前の今頃、小学生野球から中学生野球に変わる良いチャンスだったので紹介した私の考えです。

 E=mc2
 mgh=mv2/2

これは私自身が参考にした、野球選手として自身がトレーニングすべき目標を決定する物理式です。アインシュタインの特殊相対性理論として表現された、質量とエネルギーの等価性およびエネルギー保存の法則です。


なにも、小中学生に難しい物理式を教えて言う事を聞かそうとしているわけではありません。
私の意図は、フォーム作りです。

体格が大きい方が有利な事は選手自身がよくわかっています。しかし体質の問題もあり、全ての選手がプロのようにウエートトレーニングで体が大きくなるわけではないのです。ちょっと違った言い方で、例えば、体幹を強くしろ、とか、筋肉力をつけろ、とか。そのような指摘が必要です。
でも最近は中学生の指導をしていると、選手の体つきが年々華奢になっているように感じます。小学生時代に外で遊ぶ機会が減っているのでしょう。(こう言っている私自身が華奢でした)


さて、
スポーツは全て同じ事が言えると思いますが、特に野球はインパクトやリリースの瞬間に如何に効率よくエネルギーを伝えるか。これがポイント。投げる時のボールを話す瞬間、バットでミートする瞬間、・・・

体の小さい私はどうやって大きな選手に立ち向かうか、を常に考えていました。
結論は、大きさではなく、スピードで勝負。
私は、大きくなれ、って指導されたって無理だったですから。

実はこれらの物理式はそれを証明していたのです。


エネルギーは質量と等価という事を表していますが、位置エネルギーから運動エネルギーへと変換されながらもそのエネルギー量は保存されることから、それは、質量、重力、高さ、速度によって表現する事が出来ます。特に運動エネルギーは、質量と速度の2乗に比例する事を表している事から、エネルギーを増したいなら、重くするかスピードをつけるかのどちらかということ。

エネルギーはスピードの2乗に比例というところに注目。
  体を大きくして体重を2倍に増やとエネルギーは、2倍に。
  スピードを2倍に増やした場合ではエネルギーは、4倍になる。

だから、バッティングではスイングスピードに徹底して拘りました。不思議とスイングスピードが付いてきたらミート力が向上したように思います。直前まで近づいてくるボールを見る事ができるようになるからでしょう。
体の大きい選手が安定したスイング(清原選手はこの典型)で遠くへ飛ばすのはよくある光景ですが、体の大きい(質量の高い)バッターではなくても、スイングスピードを付ける事で対抗できるのです。西部ライオ○ズの4番だった大田選手は170cmしかありません。私と同じ。体重も70kgそこそこ。手首の強いスイングで打席で堂々としていた様には憧れました。

体以外にも大きな要素があります。バットです。
重いバットで無理して振るより、軽いバットでスイングスピードを増す方が2乗分有利。
しかし、ここは理論と応用。軽すぎるバットは力のある投手の球に力負けします。軽すぎるのはNG。必ず芯でミートする技術があるのなら良いのですが、ここが要注意ポイント。
バッターは皆、詰まるのが怖い(重いバット有利)、振り遅れが怖い(軽いバット有利)のです。バット選びの難しさ、というより面白さがここにあります。
ちなみに私は、重たいバットで速いスイングスピードを追求して素振りをしていました。それは如何に体に近いところを振るようにするか、です。(後に下記にも紹介する鈴木選手は、2年連続首位打者獲得インタビューで自身の事を軟体動物と言っていました。ベース近くに立ちながらインコース打ちが巧い。私が小学生の頃からやっていた勝手な考えがこの時初めて証明されたように感じて感動したのを覚えています。)
(極端に重いバットだと遠回りスイングができません。以前のブログでも書きましたがプラスチックバットに石と砂を詰めたものは構えるだけで大変でした。)


また、エネルギー保存の法則では、高い位置ほどエネルギー量が多い、という事。
典型は投手の投球で足をあげるフォームです。私もなるべく足を上げていました。(カッコ良いからです)
問題は上げた足をドカッと下ろすドスコイ投法ではなく、物理式通りにスピードに変換しなければ意味がありません。(最近のマイブームは、これにベクトルとしての方向と距離を加わえてあれこれと考えています)
昔の伊良部投手が、このドスコイ投法を一部のメジャー関係者に指摘されていたようです。
シュートで活躍した西本投手のフォームも左足を極端に高く上げて凄かったですね。
足だけでなく、肘も高い位置から投げる事で重力を味方にする事ができます。肘の負担も軽減されますね。
(だからアンダースローは凄いのです)

バットスイングも同じで、できるだけヘッドを立てて振った方がパワーを伝達しやすいのです。最近では稲葉選手が典型でしょうか。
昨年卒部した部員でハンマースイングする選手がいましたが、確立は低いながらもジャストミートした際の打球の質は体格など見た目からは想像もつかないくらいズバ抜けていました。
もう1人、典型は松井選手。小さいバックスイングからトップの位置を作る際にグリップが上がる事が松井選手の特長だと思います。一般論的にはグリップの位置は動かすな、ですが、人間動くんです。だったら上に持ち上げろ、です。これと前足のステップでネジレが発生しパワーを生み出します。
松井選手のこの動きは正にバッティングの基本だと思います。位置エネルギーを得ているのです。
グリップを下げてしまうと、その位置より高い速球はまず打てないでしょう。
この動きは私が最も目指していた横浜ベイ○ターズの鈴木選手も同じでした。
鈴木選手のように構えは低く構える選手も居ます。
しかし実際に打ちに行く時のフォームの動きは必ず上がっています。




偉そうな事を言っていますが、私の学生時代の頃の打率は悲惨すぎて紹介すらできません。



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グローブ

昨日夜。
恐らく今年最後の野球になるであろう中学生クラブチーム練習後、家でグローブを磨きながらしみじみ思いだしました。

野球って良いよなぁ。
守備ではグローブ、打撃ではバット、グラウンドではスパイクと様々な道具と付き合える。

思いだせば、私が小学校3年生頃だったか。
右利きのグローブを使っていました。
しかし、私は天然の左利き。
突然母親がおかしいと気付きました。

右利き用のグローブは左手にはめるのですが、私はそれを右手に無理に使っていたのです。
そういうもんだ、と思っていました。
この最初のグローブは誰かに貰ったように記憶しています。
両親は右利き用と左利き用があるなんて知らなかったのでしょう。
貧しかったから、という事もあるのですが私も理解しないまま使っていました。
ある時、それを知った母親が泣きながら左利きのグローブを買ってくれました。
ごめんね、と私に言っていました。
何故あやまっているのか私は分かりませんでしたが、5本の指が問題無く入ったのを覚えています。
右利き用を使っていた時は親指以外の4本を右用グローブの親指部分に入れていました。
こんなに道具って違うんだ! と気付いた瞬間です。

実は、小学生低学年時代の私は全くの野球音痴。というか運動音痴でいじめられっ子。
打席に入っても、打てないので投手がボールを転がしてくれて、それを打っていました。

でも、新しいグローブになってから気付き始めました。
と、いうより悔しさが分かってきたのでしょう。
母親が泣いてグローブを買ってくれた事は少なからずショックだったのかもしれません。

気が付いたら、小学校の高学年の頃は人知れず素振りをしていました。
それもプラスティックバットのグリップエンドをくりぬいて石と砂を入れて重くして。
時折近所の社会人野球のグラウンドで折れたバットを拾ってきて芯をくりぬき、そこへ母親が内職で使っていた、高温で溶かしたハンダを流し込み、折れた部分をガムテープで接合して無茶苦茶重いマスコットバットを作っていました。
素振りで手から血が出ても何故か平気でした。
今だったら直ぐ止めますが・・・
バットの話は別の機会にブログへ掲載します。


どれもこれも道具への感謝に繋がっています。


初めて買ってもらったグローブ。
カタの作り方などは知らず、しかし手にしっかりとなじんでいました。
結局使い勝手が良くて、高校1年生まで使いました。
流石に硬球には耐えられず、あっさり壊れてしまいましたが、最も印象的なグローブです。


最近の若いもんは・・・
なんて言うと、年寄りみたいですが、道具への感謝の気持ちが私のプレースタイルを変えたのは事実です。
(私のプレーがどんなものかは触れませんが・・・。笑)

ダイビングキャッチを繰り返すとどうしてもカタが崩れてきます。
また、オイルを塗り続けると、感覚的に重くなってきます。
早い時は、週末の草野球でも3年くらいでボロボロになる場合があります。

いざ新しいグローブを買っても古いものをなかなか捨てられず、しかし使う機会が経ると革が痛むため仕方なく処分するのですが、何と言うか、とても仲良かった相棒と別れるような、そんな寂しさを感じます。
なのでできるだけ人に譲っています。

一方、新品を買う時はそれはもうドキドキワクワク。
ブランドや重さ、大きさ、色、ポジション、・・・
私は左投げですが、内野手用でかつ思いものが好きでした。
でも、多くのポジションをやらなければならないため、ミットも合わせて4つ持っています。
保管管理もそれなりに大変です。

グローブ一つでプレーは確実に変わります。
同じような仕様のグローブでも、必ずゴロが捕りやすい、ピッチングがしやすい、などなど。

要するに、野球はこのような道具と共にプレーする喜びがある、という事。
道具にも、作る人、買う人、使う人、受継ぐ人・・・、というように様々な人が繋がっているのです。
ありがたい事ですね。


攻、走、守でそれぞれ違う道具が必要になるところが野球は特徴的。


皆さん、
道具を買ってくれる両親、
または自分へのご褒美として買う事を許してくれる奥さんへ、
感謝しましょう。







p.s.

今年、実は2つグローブを買いました。投手用とキャッチャーミット。
初めてのローリングス。
最近は左用の内野手モデルが激減。キャッチャーミットはそこそこあります。
感想は・・・、75点。ちょっと軽すぎかな。
過去のマイベストはZETT。
左利きはあまりモデルを選べないので難しい。

しかし、7月に骨折してしまい、あまり使えませんでした・・・

今年はお気に入りだったミズノの左用内野手モデルのグローブとお別れです。
確か10年前くらいに購入したブルーのドラゴンズ井端モデル。珍しい。
ここ2年くらいは型崩れと革がズタボロになり、使用機会が減っていました。
ローリングス購入に伴い、お役御免。
性能的にかなり気に入っていました。
良い相棒だったなぁ。


そうそう、試合や練習前にオイルを塗るのはマナー違反。
ボールにオイルが付いて感覚が変わってしまうので、要注意です。




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野球とテニス

今日は雨のため練習は中止。
サトシの次に小学6年生が1人体験に来ていて、今日は更に5人が来る予定だったので残念。

なので、今回は私の体験談をご紹介。

野球のフォームとテニスのフォーム。

私が硬式テニスを初めてやったのが大学1年生の時。
大学生時代、学外で野球はやっていたので別のスポーツをしようと思いテニスサークルに入部。
見よう見まねで始めたテニスですが、やってみてビックリ。
野球とそっくり。



まずは、サーブ。

流石に野球で投手をやっていたので、サーブは得意でした。
と言うか速かった。
めくらめっぽうラケットを振り、打球のスピードはズバ抜けていました。
ノーコンは野球も同じ。
最初はラケットの重みが肩の負担になっていたのですが、テークバックを小さくする事を自然と学びクリア。すると、相手正面に打ったサーブの打球を相手が避けきれなくて体に当たり、サービスエースをとる事が何回かありました。
しかし、そこからはテニス初心者。
正にフラットサーブなので、だんだんと欲が出てくるとネットまたはラインアウトを頻発。
実はサーブもボールへ回転を与える事が必要だとやりながら気付きました。
ここでもう一つ真骨頂、縦のスライダーの感覚がドンピシャでした。
あくまで感覚です。実際にはなかなか難しい技術です。


次に、ストロークとパッシングショット。

これはめちゃくちゃバッティングにそっくり。
特に左バッターの体重移動の方法と左方向へのラインドライブの打ち方にフォアハンドのスライスは全く同じ感覚です。
トップスピンは野球には無い感覚で苦労しました。
ちょっと自慢なのですが、元々流し打ちは高校時代から得意。特に速球投手に対して。
それが大学生時代にテニスを経験してからは打球の飛距離が物凄く伸びるようになりました。
体が出来てきた時という事も言えますが、流し打ちでフェンスダイレクトまで運べた事があります。
とにもかくにもテニスのスイングのイメージはバッティングイメージには非常に参考になります。
特に"切る"スイングではなく、"押し出す"スイング。
手首を返さないテニスの基本スイング、これは私のバッティングスタイルの原型になりました。
それまではインパクトの瞬間にパワーを伝えようとして反動を使ったり、スエーをさせていましたが、押し出すフォームによって、回転に押し込みを加える事を自分で掴んだのです。
もしかするとこれは、野球に関する私の最大のブレイクスルーかもしれません。
これによって左方向でも右方向でもスライスまたはフックが殆どしなくなりました。
(左バッターが右方向へ引張るためには肘の使い方がベースとして必要ですが、この点も非常に奥深いテーマなので、そのうちブログ記事で発信します。)
この意識改革した新フォームによって、同時にパワーを確実に伝えられているため飛距離がぐ~んと伸びたのです。
更にブレない眼によって確実性の副産物も。
170cm、65kgの小柄な私でもテニス経験後は、外野の柵越えも何度かするようになりました。
テニスを始めるまでにもホームランの経験はありましたが、明らかに打球が違いました。
ちなみに、今の草野球チーム(ワイルドキャッツ)で2000年代に4番を務めたメンバーはテニスで有名な選手でした。
丸ちゃん、元気か!
3打席連続ホームランなんて記録も残しています。この選手とはお互いにインスパイアし合った仲でした。



最後にワンバウンドの球を走って追いつき返す動き。

これは野球の守備に大きく影響しました。
テニスの相手は、私が広く拾うのでまるで野獣とテニスをしているようだ、とよく言っていました。
このテニス以外にも、様々なスポーツの経験をしていますが、それらを代表してテニスの諦めない姿勢は内野ゴロの捕球練習と同じ視線でした。
47歳になってまでもダイビングキャッチ(この2年はダイビングキャッチで骨折してしまいましたが)する技術が身に付いたように感じています。

えらそうなテニス論を展開しましたが、実際の試合になると腕が縮じこまって全然ダメでした。
やはり、限られたエリアに力いっぱい打つのは難しいです。


話は変わりますが、
数年前に初めて通った英会話スクールに、野球とスターウオーズが大好きなアメリカ人先生がいました。
その先生とはいつもその話で盛り上がっていました。
彼が言うには、日本の学生野球は1年中野球ばかり。
アメリカは夏だけ野球で冬はフットボールやバスケなど多彩なスポーツをするとの事。
100%同感です。

だからこそ今、選手達には常に多様性を経験させるようにしています。
(これが言いたかった)

特に守備位置や打順など、固定してしまうとそれだけで選手達の気付きの芽を摘んでしまう。
試合に勝つために固定すべき、との意見はいつも出てくるのですが、それは大切な大会など選手にストレス無く試合をさせるべき時に採用する戦術です。(もちろん試合で全く練習をしていないポジションはさせません)



ちなみに、大学のテニスサークルは半年くらいで辞めてしまいましたが、以前の会社では野球部のメンバーや職場の先輩後輩とよくテニスをしていました。
その会社はトレンディーな文化があって、殆どの人がテニスが巧かったです。
両翼約90mでしっかりとしたフェンスやスタンド、クラブハウス等のある立派な野球場を独自に町田別所に持っていた野球部です。
その球場の隣がテニスコートでした。
試合前はテニスでウオーミングアップ。これが良かったのかもしれません。
いやー懐かしい。




そこで、今回紹介する現中1で最後のメンバーは、中学校では硬式テニス部に所属するメンバー。


ケイト

この選手は一目見たときから以下の2つの点が目立ちました。
・バットスイングの軌道がとにかくフラット。
 特にグリップが上から下りてきて水平に移動してフォロースルーで
 また上に戻る軌道は素晴らしい。
 なかなか小学生に教えてできるものでは無い。
・ゴロ捕球のグラブの角度が的確にバウンドに合っている。
 勿論まだそれほど巧いわけではないのですが、とにかく打球に対するグローブの合わせ方が抜群。
 必ず良い内野手になれる。

要するにテニスに共通しているのです。
中学校ではテニス。週末のクラブは野球。
ケイトは良い選択をしたと思います。
違う種目をやることの大変さ辛さはあるけど、なんとか乗り切って欲しい。

もしかすると両親がテニスの経験者で何度か教えていたのかも。
(後でコーチで来ている父親に聞いたらお母さんが多少やっていたとの事)
これらのマニアックな難しいフォームを手に入れているところは本当に将来が楽しみ。
ただ野球の練習では、慣れてくると体も動くようになるのですが、いかんせんオットリ派。
そのため、何度か投手をさせてショックを与えてみたのですが、これがまたマイペース。
もしかすると、良い意味で鈍感?
でもそれは厳しいスポーツをやる中では必要な才能です。
でも、大人しくシャイかと思いきやベースランニングさせると結構速い。
この選手は意識改革したら、きっともっともっと野球の楽しさが理解できるハズ。
あれだけの素質があるのだから、直ぐに他の選手よりもうまくなる。
野球に関してはまだ小学生の延長になってしまっているかもしれません。
今をうまく乗り切れば必ず気付いてくれるハズ。

そうさせてあげられるよう、良いところ伸ばして自信をつけさせたやりたいですね。
前述したこの選手の良いところは間違いなくチームの見本です。

ただ、テニス部との兼ね合いなのか、練習に出てくる日数が少ないのが心配です。



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なぜ野球?

ちょうど1年前の12月。
今の1年生が最初にこのクラブに来たのがその頃。もう1年が経ってしまった。
彼らはこの1年をどのように振り返るのだろうか。

まず選手たちに理解して欲しい事、改めて私の考えを整理します。



なぜ野球をやるの?
なぜこのチームでやるの?



以前のブログでも書きましたが、私は野球によって様々な事を学びました。
もちろん他のスポーツでも同じような、しかしそれぞれ特徴のある事を学ぶのだと思います。

選手に理解して欲しいのは、

野球では、
人に助けてもらえる。
人を助ける事もできる。
そこから自らが成長する。
と、いうこと。

私が理解したのは、ずうっと後で、もっと早く気付いていたら私の人生ももっと・・・
なんて考えます。

助けてくれるのは、決して野球がうまい人だけではないのです。
何度私は野球経験の浅いチームメートから感動を受けた事か。
だからこそ私も頑張れたのです。
だからこそ大して輝かしい野球の経歴があるわけではない私が、凄い経歴の持ち主達とかつては同じグラウンドに立てたり、また今でも草野球を続けていられるのです。(最近苦しいですが)

特に野球は複雑だからなおさらです。
守りと攻撃では使う道具も違い、あたかも別のスポーツの様です。
更に、守備も打順も9つのポジションがあってそれぞれが違う役目を持っています。
また、チームメートが1人代わるだけで、または相手チーム毎に作戦も変わってきます。
ある意味でいつまでも極めるゴールが無いようにも思えます。
要するに、だからこそチームメートは重要で、インスパイアされるのです。

最も私がノリノリで野球をやっていたときは、チーム全体での声掛けは勿論ですがあ、その中で打順前後での確認事項や縦横の守備エリアだけでの声掛けなど、様々なチームメートとの関係があり、彼らとの引張り引張られる関係をいくつも持っていました。本当に楽しい時です。

それは野球だけではなく、仕事や他のプライベートも同じです。
そういう人間関係が最近の日本は薄く、どうもギスギス感が否めません。

話を戻すと、
だからチームワークが出来上がります。



なぜこのチームなのでしょうか?

監督から聞いた話では、設立当初は近所で野球をやりたくても出来ない子供達が大勢いたようです。
昔を思い返しても確かに様々な理由で野球が好きでもできない子供達は大勢いました。
そのような子供達を集めたのがきっかけとなったとの事でした。

このチームはそういう成り立ちなのです。
それこそが伝えるべき伝統(言い過ぎ?)かもしれません。


だからこそ、私は常に考える練習メニューを与えていました。
1日たりとも同じ練習メニューだった日はありません。
考えることで相手の動きを意識します。
相手を意識する事でチームメートを理解します。
理解しているから、イザという時に助ける事ができる、と期待しています。

現在このチームのメンバーは全員が小学校の野球クラブの経験者です。
しかも複数の中学校で別のチームから集まってきています。
同じ学校の、しかも全員野球部のメンバー構成ではないのです。
それこそがクラブチームの良い処だと思います。
だからこそ考え、チームメートを理解する事が最初に必要なのです。

ただ、同時に徹底して体力強化をしていく事がこの冬の最大の課題です。
この体力の弱さが、現在のチームの大きな課題の一つである事は間違いありません。
学校で野球部ではない選手もいるので、なるべくボールが動いている状況の中で体力をつける練習メニューが必要です。


野球の根底はチームメートとの交流です。
それは練習を通して醸成されていくものです。

チームメートを大切にする。
野球をやらせてくれる家族に感謝する。
このチームを存続させてくれた先輩に感謝する。
競技として競い合える相手を讃え、尊敬する。
チームを運営している関係者に感謝する。

このような姿勢は、なぜ野球? なぜこのチーム? こう考えると辿りつく理論と思います。
それを再確認して野球の楽しさをもう一度確認したいですね。




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メンバーのSWOT分析

今回は私の考え方の一つをご紹介。

その前に経験談を。

私自身は小学生の頃から体が小さくて、中学高校時代からコンプレックスの一つでした。
小学2年生の頃は背の順で一番前になったこともあります。
『マエヘナラエ!』の時に腰に手を当てる役です。(今は170cm、65kg、中肉中背の47歳)

そんな私でも野球でそれなりに自信を持つ事ができました。
その恩師は大勢いますが特に2人紹介。

一人目は、私が中学時代に入部した野球部の監督。
希望はしていないのに左利きという事で投手をやらされ、私にだけ厳しく、いつも反感の念を持っていました。
しかしなぜか私がバッティング投手をするときだけ審判をしました。
反発していた私は、どうやって審判のマスクにボールを当てられるか、という事しか考えていなかったので、常に真ん中高目へ全力投球でした。(バッターがファウルチップすればマスクに当たる、という事)
何回かマスクに当たったのを覚えています。
『大丈夫ですか?』なんて言いながら心の中でガッツポーズ、練習後も皆で話題に。
しかし、気がつくと卒業するときにはそこそこの速球を投げていました。
(同時にノーコンも身につきました。)
(肘を故障してしまい、まっすぐにならなくなってしまいました。)
(反抗心だけで野球をやってはイケマセン)
入部当初のひ弱いサウスポーが速球派になるとは全く想像できませんでした。
ボールを投げる事。これを理解させてくれた監督に感謝です。

二人目は、私が高校卒業と同時に始めた草野球のそのチームの監督。
もう他界してしまいましたが、野球になるとやんちゃで天狗だった私に全てのポジションを経験させてくれました。
左利きでショートはキツかったけど最も多用されました。
ノーコンでも勝負どころでは私を投手で起用してくれました。
発足後間もなかったこのチームはエラーばかりで、殆ど勝てないリーグのお荷物的存在でした。
でも、監督の采配によって私はチームメンバーの事を考えるようなったのです。
他人のエラーでも「流石にあの打球は難しいよな」なんて思ったり。
実はそれまで、マウンド上の私の心の中ではヒットなんてありませんでした。
『捕れただろー!』これです。(口には出しませんでしたが。)
あの野手はxxを経験すれば、さっきのような打球でも身のこなしの判断が出来るようになるのでは?
なんてアイデアも出てきました。



これらの経験から、いつからか私は、
団体活動の際は必ずメンバーの特徴を活かす事を考えるようになっていました。

それはまさしく ビジネスの世界でも使われるSWOT分析です。

当然、この中学生野球クラブにもその考えかたは自然に適用しています。

選手が中学生だからこそ私が重視しているのは、『Opportunity:機会』 です。

彼等は無限の可能性を秘めています。
私にピッチャーの経験を与えてくれ、野球の全体感を教えてくれた恩師のように、
現状の「S:強み」や「W:弱み」よりも今後の可能性を発見できるような指導をしていきたいと思います。

もちろん、良いところを伸ばし、悪いところを改善する事は必要です。
でもそれは短期戦略的発想でしかありません。

今日明日のマンマを食わなければならない某企業のような戦略よりも、
1年後、5年後、10年後にどのような人間になるのか、野球を通じて一助になる事を願っています。


さて、この『O:機会』ですが、当然のごとく『Threat:脅威』とは隣り合わせです。
でも冷静に考えると、この脅威は理解しておけば脅威ではなくなります。

選手には、この脅威は本当に脅威かもしれません。(ビジネスも同じですが・・・)
しかし、機会を理解して可能性を広げておく事で、その脅威は萎んでいくのです。
ビジネスはそこへ如何に投資するかが難しい・・・)

このような視点でここまでのブログ記事でもメンバー紹介をしてきましたし、順々に全メンバーを紹介していきます。



偉そうな事を言っても、このような観点で自分の子供達に手を差し伸べられたかは大いに疑問で、その点は大反省です。でもこのように考えかたを整理するきっかけになった事は子供達に感謝しています。

なかなか家族間で、というのは難しいのかもしれないですね。
だからこそ、このクラブチームのような集団(家族や学校、会社ではない集まり)は面白いのかもしれません。



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中学生野球コーチブログ

2012年11月。

当、中学生野球のクラブチーム(学校野球部とは異なります)において3年生の最後の試合を終え、今月からはいよいよ現1年生だけで新チームスタート。いままで数年続けてきたこのチームでのコーチングについて、新チームとしてブログで活動記録を残していきます。

2年生がいないため、1年生だけ9人の新チーム。
今後どのように指導していくか、そのアイデアや結果を掲載していきます。

監督、部長、コーチ陣をはじめ楽しくかつ厳しく野球を通じて、中学生選手の成長の支援をしていきます。



私は、このチームではヘッドコーチとしての役割を担っています。
現在47歳。中学1年生から野球を正式に始め、かれこれ35年間続けています。

学生時代は主に投手をしていました。しかし体が小さく肘や肩の故障で思ったようなプレーはできませんでした。特に中学生の時は左肘がまっすぐにならないまでになってしまい、それでも投げ続け、高校生になって硬式になったとたんにその負担が肩にきてしまい、高校野球ではまったく良い思い出がありません。
ですが、会社の野球部や現在も活動中の草野球では軟式に戻り、チームメイトや先輩に恵まれ数多くの本当に素晴らしい経験を得る事ができました。最近でこそ『もしドラ』なんて流行りましたが、私は20年以上前から実践中。
ビジネスと野球の根幹は全く同じです。

大学卒業後、就職したSEIKOでも野球部に所属。1年目は投手として、しかし肩肘が限界で2年目からは初めて本格的に野手として活動しました。このチームは企業チームで立派な球場を持っていて非常に恵まれた環境でした。

30代に入ってから、某在京プロ野球チームの戦略アナリストの試験に合格しました。
野村ID野球で言うところのデータ分析、または最近流行ったセイバーメトリクスですね。
この時の社長面接で、"転職をしてまで"、という決心が着かず、結局断ってしまいました。
しかし、"考える事" が如何に重要か再確認した時期でもありました。
ちょうどSEIKOでDSSやEUC、今でいう"見える化"プロジェクトを成功させた時期です。
大学でも最適化問題における線形計画法を研究していましたので得意分野でした。



現在も草野球でプレーしており、そのチームは何も組織母体がない、いわゆるクラブチームで、なんと30年存続しています。
正にチームワークでの運営です。
このチームとの付き合いは長く、高校2年生の時に1試合だけ参加したのが最初で、その時がそのチーム発足2年目。
高校3年生の受験勉強の合間に2、3試合参加して、浪人/大学時代にもプレーしていました。
当時は昔ながらなかなか凄いメンバーがこのリーグに居て、プロ野球のロッテオリオンズや現JXの社会人野球を怪我で現役引退した選手や、沖縄の元甲子園出場高のエースなど、素晴らしいアスリート達でした。
この時期は私にとって非常に大きな財産です。


上述会社入社数年は会社野球部に専念しましたが、その後にこのチームへ復帰して、転職と同時にここに一本化して現在に至っています。



このブログで紹介する中学生チームの選手には、私のような悪い経験をさせないように、また私以上の良い経験を積ませてあげたいと思っています。

野球というスポーツは素晴らしいです。
若い中学生は希望です。(ちょっとクサイ?)


社会人になって初めて気付いた事があります。
野球経験の浅いチームメンバーが大会決勝戦などの重要な試合で思わぬビッグプレーをする事がありました。
それは彼らが『なんとかしたい』という一心でのプレーであり、普段からの努力と準備が生んだものだったのです。
経験者同志では、『俺がなんとかするからその次を頼む』なんていう言葉がけをお互いにしたものです。
私は言いようのない感動を得ました。
これらは、明らかにやらされる練習では達し得ないものです。
その時に、『野球は上手か下手かのレベルは問題ではなく、如何に努力するか、周囲に気を配れるか、これらの姿勢によって誰もがインスパイアされる』という事に気付きました。

その経験から私は、『野球で人を助ける事が出来、野球は自らを成長させてくれる』 ものと信じています。

ヘタでも良いんです。

とにもかくにも姿勢です。

人に感謝する心は、そこから生まれます。

それに気づいてから私は、私自身の学生時代の野球への取組姿勢に後悔をもしました。
理解できたのが20代後半になってからですから。


世間の暗いニュースが聞かれる日々が続きますが、野球は、特に中学生と共に野球をやる事は、人間形成と社会貢献、更には世界経済をも好転させる(ちょっと言い過ぎ?)基礎活動だと思い、自らもプレーを続けながら、コーチという伝道者として中学生たちと野球を楽しみたいと思います。


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