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中学生野球のコーチ日記

東京で中学生軟式野球のコーチをしています。 2012年11月からは新たに1年生だけのチームで再出発。 毎週の練習日記を綴ります。

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チームカラー

7年前からこのチームへコーチとして参加していますが、今回は私がヘッドコーチになってからの経緯で歴代のチームカラーを回顧。


2009年
なんとか最後の秋の地区大会で優勝したい、との事でこの年の途中からヘッドコーチ就任。
3年生の人数が少なく2年生との混成。まだ1年生は公式戦では難しいレベルでした。
エースで4番が引張る典型的な学生野球。
その選手が引張るものの、基本の再確認が必要と判断しました。
例えばバットスイングが全員ドアスイング。早いスイングをしようとし過ぎていました。
そこでヘッドを遅らせる、例えばフリーバッティングでは逆方向へのファールを打つ練習など。
ゴロ捕球時の目線の合わせ方などなど。
結果、目的の秋の大会は優勝出来ました。
もちろんエースも含めた4人の3年生の活躍がチームを牽引しました。
印象的だったのは下級生までもがセンターから逆方向へ良い打球が飛んでいた事。
最後の大会では3年生に関してはポップフライが激減。
試合中のサインを徹底した事も効果的でした。
初めはサインを出しても選手が緊張状態。
そこでサイン了解したという選手の動作を、ヘルメットのツバを触る動きからウインクに変更したところ、リラックスできた選手もいたようです。
この代の選手達は、正にチームとしての基礎作りを体験できたように思います。
これらの練習は次の代への好影響となり、チームカラーの土台になりました。

2010年
前年の"おっつけ"が出来始めていた2年生が3年生になり、次に執った戦略は徹底的な"走&打"。
エンドラン、手からの帰塁、先への走塁。全員怖がっている走塁しかしない事の払拭でした。
練習では、アウトになる走塁を徹底。戻ってセーフになるなら行ってアウトになれと。
暴走の奨励です。
従って常にランナーをおいた考える練習です。
その成果(?)で、ノーサインで盗塁して憤死や巨大なリードでピックアップされてアウトなど、いろんなプレーが出ましたが、消極的にアウトにならないようにする野球よりは若い彼らにとって良かったと信じています。
三盗を自己判断でどんどんやるのは良いのですが、成功率が低かったのは残念。三盗の意味を何度も言って効かせたのですが、足が勝手に動いてしまうのか、この傾向は数試合続いてしまいます。
まぁ、昔のように怖がって消極的なプレーだけの事を考えると、良いことかのしれませんが。
長打をバカスカ打つようなチームではありませんでしたので、転がして、走って、掻き回して、セーフティバントや四死球も重要視しました。
"おっつけ"の徹底で突然開花した選手がいました。
ある日のフリーバッティングでセンター右へ押し込もうとしたが突然レフトへ大飛球。
打った本人が驚いていましたが、これこそが本来の"引張る"打撃です。
単に引張るとスライスします。
本当の引張りはおっつけの延長で押し込み、スイングが勝った時にできるのです。
私が大学生頃に気付いた理論です。これを中学生で発見したこの選手は本当に研究熱心な選手でした。普段は寡黙でストイックなのですが、他の選手にアドバイスしていると、そーっと近づいてきて話を聞いているのです。
なかなか勝てなかったチームでしたが、この選手以外にも特徴を生かせた選手が数人いました。
ミーティングで自分達の良さを引き出し、かつチームとして目標を持ち徹底した事も良かったと思います。
例えば、以下のような"野球の心得"をカードにして選手に配布。
 1.打者は、スタメン第一打席の第一ストライクまではバスターで見送る。
  (代打は第一ストライクを狙って強振すること)
 2.打者は、全打席でツーストライク後は逆打ちの意識。
 3.打者は、ランナー三塁時はセンターまたは右方向へ打つ。
 4.打者は、ランナー盗塁時にバスターで見送る。(ツーストライク以外)
 5.走者は、牽制帰塁の際は手からベースタッチする想定をしておく。
 6.走者は、三塁ランナー以外は打者がツースリーの時はスチール。
 7.守備は、次の投球で自分に打球がきたらどうするか考えておく。
 8.投手は、全ての投球でストライクを取ろうとしない事。
 9.チームメイトのどんなプレーに対しても声を掛けて褒める。
 10・全体を見渡し必要な事を全員に聞こえる声で指摘する。
感動的だったのは、ミーティングで、"俺たちは変わったんだ"、と選手達が自ら言い合わせていた事。
試合で劣勢の時に気迫でチームを鼓舞できた事。
結果的に一人一人がとても個性のある良いチームになったと思います。

2011年
このチームは難しかった、というのが本音。でもなんとか勝たせてやりたかった。
3年生が4人(1人は受験で途中退部)。2年生1人(途中で学校に専念で退部)。
チーム内での信頼関係が築けなかった事が反省点。
この3年生が1年生の時から基礎的な指摘を毎回練習で重ねてきました。
例えば投球時のトップの作り方。肘が下がるので必ず捕球後に投げる手でボールを耳の後ろにセットさせたり、バッティングでは踵荷重になってしまう癖を矯正したり。
最も大きいのは精神面。
3人とも劣っているわけではないのですが、しかし他チームのエース級と比較してずば抜けた能力があるわけではありません。それは別に悪い事ではないのですが、どうしてもネガティブ思考。
そこで考えたのが、徹底して球際に食らいつく事。
ノックでは易しい打球はほんの数球。気持ちを込めないと捕れないような練習。
そんな中でも彼らの良いところは出ていました。
1人目は声出しのリーダシップ。最もネガティブな選手がこれを出来た事は素晴らしかった。
この選手はもしかすると起立性調節障害だったかもしれません。よく頑張りました。
2人目は体は小さいながら当たれば素晴らしい打球を放つ選手。
バットのヘッドをハンマーのように使えた選手です。
この選手は成長過程での関節の痛みに3年間悩まされましたが、バットスイングには目を見張るものがありました。
3人目は最後の最後で野球の楽しさが見えてきた選手。
この選手がいなければ野球の形には出来なかったかもしれません。
彼らの下の2年生が殆ど居なかったのもチーム事情として難しい原因の一つでしたが、とにもかくにも最後の試合で勝てた事はホッとしました。

2012年
さあ、そして今年。
1年生だけのチームなので、まずは小学生野球と中学生野球の違いをまずは理解させたつもりです。
走攻守、練習目標として以下の3点を重視。
・ツーアウトランナー2塁、右中間左中間のワンヒットで生還。
・ロングティーで外野奥の階段まで打球が届く。
・センターからのバックホームでマウンドを超しワンバウンドでキャッチャーへ。
これは年明け早々再確認しますが、中学生野球の理解後に基礎を再確認する予定です。
ここまでの感想では、まだ自分達の個性がどのようなものか、まだ見えてきていない様子。
伸ばす個性と直す癖。
大きなテーマですが、そこから個々人のカラーが出来、その集合がチームカラーに。
以前のブログでも書きましたが、一人一人の状況を分析をしながら彼らのチーム作りに協力して来年を良い年にしたいものです。




毎年、あと1年このチームに時間があったなら・・・、なんて後悔をします。
指導者として、まだまだですね。

※ 各年代はそれぞれの秋の大会以降(3年生卒部後)の新体制での年号で記述しています。


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