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中学生野球のコーチ日記

東京で中学生軟式野球のコーチをしています。 2012年11月からは新たに1年生だけのチームで再出発。 毎週の練習日記を綴ります。

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野球の相対性理論

今日は一風変わった話題。

現在の1年生が入部してきた、ちょうど1年前の今頃、小学生野球から中学生野球に変わる良いチャンスだったので紹介した私の考えです。

 E=mc2
 mgh=mv2/2

これは私自身が参考にした、野球選手として自身がトレーニングすべき目標を決定する物理式です。アインシュタインの特殊相対性理論として表現された、質量とエネルギーの等価性およびエネルギー保存の法則です。


なにも、小中学生に難しい物理式を教えて言う事を聞かそうとしているわけではありません。
私の意図は、フォーム作りです。

体格が大きい方が有利な事は選手自身がよくわかっています。しかし体質の問題もあり、全ての選手がプロのようにウエートトレーニングで体が大きくなるわけではないのです。ちょっと違った言い方で、例えば、体幹を強くしろ、とか、筋肉力をつけろ、とか。そのような指摘が必要です。
でも最近は中学生の指導をしていると、選手の体つきが年々華奢になっているように感じます。小学生時代に外で遊ぶ機会が減っているのでしょう。(こう言っている私自身が華奢でした)


さて、
スポーツは全て同じ事が言えると思いますが、特に野球はインパクトやリリースの瞬間に如何に効率よくエネルギーを伝えるか。これがポイント。投げる時のボールを話す瞬間、バットでミートする瞬間、・・・

体の小さい私はどうやって大きな選手に立ち向かうか、を常に考えていました。
結論は、大きさではなく、スピードで勝負。
私は、大きくなれ、って指導されたって無理だったですから。

実はこれらの物理式はそれを証明していたのです。


エネルギーは質量と等価という事を表していますが、位置エネルギーから運動エネルギーへと変換されながらもそのエネルギー量は保存されることから、それは、質量、重力、高さ、速度によって表現する事が出来ます。特に運動エネルギーは、質量と速度の2乗に比例する事を表している事から、エネルギーを増したいなら、重くするかスピードをつけるかのどちらかということ。

エネルギーはスピードの2乗に比例というところに注目。
  体を大きくして体重を2倍に増やとエネルギーは、2倍に。
  スピードを2倍に増やした場合ではエネルギーは、4倍になる。

だから、バッティングではスイングスピードに徹底して拘りました。不思議とスイングスピードが付いてきたらミート力が向上したように思います。直前まで近づいてくるボールを見る事ができるようになるからでしょう。
体の大きい選手が安定したスイング(清原選手はこの典型)で遠くへ飛ばすのはよくある光景ですが、体の大きい(質量の高い)バッターではなくても、スイングスピードを付ける事で対抗できるのです。西部ライオ○ズの4番だった大田選手は170cmしかありません。私と同じ。体重も70kgそこそこ。手首の強いスイングで打席で堂々としていた様には憧れました。

体以外にも大きな要素があります。バットです。
重いバットで無理して振るより、軽いバットでスイングスピードを増す方が2乗分有利。
しかし、ここは理論と応用。軽すぎるバットは力のある投手の球に力負けします。軽すぎるのはNG。必ず芯でミートする技術があるのなら良いのですが、ここが要注意ポイント。
バッターは皆、詰まるのが怖い(重いバット有利)、振り遅れが怖い(軽いバット有利)のです。バット選びの難しさ、というより面白さがここにあります。
ちなみに私は、重たいバットで速いスイングスピードを追求して素振りをしていました。それは如何に体に近いところを振るようにするか、です。(後に下記にも紹介する鈴木選手は、2年連続首位打者獲得インタビューで自身の事を軟体動物と言っていました。ベース近くに立ちながらインコース打ちが巧い。私が小学生の頃からやっていた勝手な考えがこの時初めて証明されたように感じて感動したのを覚えています。)
(極端に重いバットだと遠回りスイングができません。以前のブログでも書きましたがプラスチックバットに石と砂を詰めたものは構えるだけで大変でした。)


また、エネルギー保存の法則では、高い位置ほどエネルギー量が多い、という事。
典型は投手の投球で足をあげるフォームです。私もなるべく足を上げていました。(カッコ良いからです)
問題は上げた足をドカッと下ろすドスコイ投法ではなく、物理式通りにスピードに変換しなければ意味がありません。(最近のマイブームは、これにベクトルとしての方向と距離を加わえてあれこれと考えています)
昔の伊良部投手が、このドスコイ投法を一部のメジャー関係者に指摘されていたようです。
シュートで活躍した西本投手のフォームも左足を極端に高く上げて凄かったですね。
足だけでなく、肘も高い位置から投げる事で重力を味方にする事ができます。肘の負担も軽減されますね。
(だからアンダースローは凄いのです)

バットスイングも同じで、できるだけヘッドを立てて振った方がパワーを伝達しやすいのです。最近では稲葉選手が典型でしょうか。
昨年卒部した部員でハンマースイングする選手がいましたが、確立は低いながらもジャストミートした際の打球の質は体格など見た目からは想像もつかないくらいズバ抜けていました。
もう1人、典型は松井選手。小さいバックスイングからトップの位置を作る際にグリップが上がる事が松井選手の特長だと思います。一般論的にはグリップの位置は動かすな、ですが、人間動くんです。だったら上に持ち上げろ、です。これと前足のステップでネジレが発生しパワーを生み出します。
松井選手のこの動きは正にバッティングの基本だと思います。位置エネルギーを得ているのです。
グリップを下げてしまうと、その位置より高い速球はまず打てないでしょう。
この動きは私が最も目指していた横浜ベイ○ターズの鈴木選手も同じでした。
鈴木選手のように構えは低く構える選手も居ます。
しかし実際に打ちに行く時のフォームの動きは必ず上がっています。




偉そうな事を言っていますが、私の学生時代の頃の打率は悲惨すぎて紹介すらできません。



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