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中学生野球のコーチ日記

東京で中学生軟式野球のコーチをしています。 2012年11月からは新たに1年生だけのチームで再出発。 毎週の練習日記を綴ります。

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ナイスゲーム!

今日は、今期2つめの公式戦トーナメント。
前回の公式戦で対戦した優勝候補。やはり強かった。
しかし、中盤5回までは接戦でした。

参加
中2:ユウタ、タイチ、ヒロ、ユタカ、トモ、シュウ、ユウスケ
中1:サトシ、リョウ、タマ、カイ

なんと、2点先制。
間違いなくリズムを作ったのは先頭打者のヒロ。

プレイボール初球、打合せ通りに甘い速球をフルスイング。
惜しくもファールになりましたが、鋭い打球で、これこそが先頭打者。
相手先発は、ヤクルト館山タイプのスピードそこそこ&制球重視派。
投球練習を見て、コントロールが良いだけに初球はストライクを取りに来る、と見越し、
ヒロにフルスイングを指示しました。
ヒロは一見ニヒルですが、実は緻密です。
この指示の理由を説明したら、即理解できました。
案の定ジャストミート。
ヒロを中軸に、と思う指導陣もありますが、私は絶対に先頭打者タイプと思います。
先頭でここまでフルスイングできるヒロは明らかにこのチームの核弾頭です。
投手からすると最も嫌なタイプ。初球を見てくれる選手の方がありがたい。

2回表の2点は、
トモのヒット後のヒットエンドランでタイチが右中間ヒット。
トモは生還、その間にタイチもサードへ。
次にシュウのスクイズで2点。
とにかくシュウは打席で自信なさげだったので、これが決まって良かった。

あいての度肝を抜く2点先制。見事でした。

しばらくして4回に3点獲られ、逆転を許しましたがすぐさま追いついた。
これが凄い。

ヒロのヒット後、相手が警戒する中での盗塁。

3塁まで進み、1out。
打者はユタカ。

明らかに、相手はスクイズをさせて3塁ランナーを刺す作戦。
相手はクレバーです。
初球は様子見でセーフティバントで見送りのサインでボール。これでスクイズを臭わせます。
2球目は積極的ヒッティング&ゴロゴーのサインを出しましたが、見送ってストライク。
ここで、ユタカと私の気持ちが一致。
明らかにユタカは私からスクイズのサインは出ないと踏んで右打ちを考えていたように見えました。
なぜなら、このストライクはユタカの得意な真ん中低め。彼の得意な三遊間への流し打ちのできる球。
それを見逃したと言う事は意識があるということ。
そこで、ユタカを信じて1ボール1ストライクからもう一度積極ヒッティング&ゴロゴーのサイン。
ユタカは見事に右方向へ強振。1,2塁間を強烈に破るヒット。
ライトゴロになってしまいましたが、この地区リーグで横行しているスクイズではなく、
選手を信じての右打ち強打作戦が見事に的中。

これが俺達フェニックスの野球です。

何が何でもスクイズ、という作戦は選手を小さくしてしまいます。
以前のこのブログでも書きましたが、そんなスモールベースボールを中学生に強いるのは、
大人が勝ちたいからです。
私は反対。

考えて、工夫して、その結果で成功した時の選手の成功体験を演出してやるべき。

ユタカは見事にそれに答えたのです。
試合後、ユタカに確認しました。あの場面、スクイズしたかったか? と。
そしたら、谷古宇コーチはスクイズを考えないだろう、だから右へ転がそうと考えた。と。
気を遣って言ってくれたかもしれませんが、涙が出る思いでした。


このように相手をかく乱させ、かつ、選手とベンチが一体になった攻撃を中盤までできました。
素晴らしい内容です。


ここまでの均衡した試合を組立てたのは先発のタイチ。
小学生時代から投手だったタイチを初めてみた時から投球が幼いという感覚でした。
でもこの試合といい、今までの試合でも間違いなくチームを引っ張っている。
もう少し投球フォームに意識が回れば必ず良くなるのですが、フォームは本人の意思が大事。
なので本人からどうにかしたい、と言ってくるまで指摘は我慢です。
さてさて、その先発のタイチのフォームのばらつきが正にいつも通り50球から出始めました。
本人はもっと投げたがっていましたが、明らかにフォームが雑になってきました。
そのまま投げさせると、週末しか投球をしないタイチはフォームを崩し、肩肘を故障してしまいます。

そこで、村上コーチと私の意見が合致。
6回からヒロへスイッチ。
昨日のユタカの肘の具合が悪く、2番手はヒロと決めていました。
相変わらず私はまだヒロの投手には反対ですが、土曜日からヒロは気合いが入っていました。

それを証明するヒロのショートでのプレーがありました。
ショートフライ、ほぼ低位置。
しかし日差しが直撃で見えていない様子。ヒロは見えない中、避ける事もしないでオデコに打球を当てました。
昔の中日の宇野選手を思い出しましたが、熱い彼の意志です。

しかし、先頭がライト前にポテンヒット。
これが痛かった。
今までの練習だったら捕れている打球。
今日のようなシビアな試合ではこのようなプレーが命とりに。

結局、そこからエラーも重なり、
またヒロの球も真ん中に集まって6点獲られてしまった。


やはり最後はチームとしての実力差が出てしまった。


しかししかし、フェニックスも良い試合をしました。
相手は断トツ優勝候補で前回の1か月前はコールド負け。
3年生中心のチーム相手にこちらは1、2年生チーム。

明らかに中盤までは試合をリードできました。
我ながらにも采配がうまくいった実感があります。



選手達には是非自信として思って欲しい試合でした。
4,5人は既に上級生と十分に渡り合えるところまで来ています。
後は、全員チームとしてどのようにそこへついて行けるか、またリーダ達が引張って行けるか。



難しい対戦相手に接戦は本当に疲れました。
いつかは、楽に勝てる試合をしたいものです。



来週末は、土曜は練習無し。日曜日に1日練習です。
今日の試合から反省点が明確になりましたので、その強化に徹します。



それにしても、本当に良いチームになってきました。
今日の相手は個人技のチーム。
こちらは・・・
きっと、チームワークを感じとっている事でしょう。



もう一度ワイキャとやったら、それこそ、そこそこやりそうな気配です。

ワイキャの皆、秋まで待って下さい。そうすれば必ず『そこそこ』になります。
とにもかくにも、皆様のお陰で、ヤツらは本当に良い野球をするまでになりました。



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コメント


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ナイスゲーム!

1,2年生だけでそこまで戦えるとはたいしたものですね。
素晴らしいの一言。
そしてユタカ・・・やるなぁ。

ところで谷古宇さん、ニヒルは死語ですぞ(笑)

ワイキャ監督 | URL | 2013-04-08(Mon)12:31 [編集]


Re: ナイスゲーム!

中学生に "ニヒル" はまだ早かったかな?
次は、ダサいプレーに、"チョベリバ" って言ってやろう!

ところで、ユタカのセンスは素晴らしいよ。
もともと入部した時からそうでしたが、ハートが弱くて本番は全くダメでした。
そこで、無理やり先発投手を経験させてきたんだけど、とうとう花開いたって感じ。

まだまだポテンシャルは高いのでこれからが楽しみ。
ユタカだけではなくて、まだまだ大勢このチームにはそんな選手が居ます。

我々もコーチング理論の良い勉強を、中学生選手達からさせてもらっています。

yak_baseball | URL | 2013-04-08(Mon)22:05 [編集]


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