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中学生野球のコーチ日記

東京で中学生軟式野球のコーチをしています。 2012年11月からは新たに1年生だけのチームで再出発。 毎週の練習日記を綴ります。

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先輩後輩

先週の練習で良いシーンがあったので紹介。

2年生のタイチと1年生のリョウ。
この2人は小学生時代も同じチームに所属していた。
だから、というわけではないのですが正に、先輩と後輩という練習ができました。
本人たちはわかっていないかもしれないが・・・

場面は内野ノック。
タイチは元々サードをやりたいタイプ。
リョウには最近、サードを始めさせています。

気持ちの面でまだ自信を持てていないリョウのような選手には、
常に強い打球を意識しなければならない三塁手はうってつけ。

いつものようにノックは、ランナーを入れての実戦形式。
ランナーと野手は交代しながら練習です。

長時間、リョウが走っていたのでサードへ就くように指示。
しかし、その時はタイチがサードを練習中です。

そこでタイチに『リョウが待っているのでエラーしたら交代!』と指示。

ここでタイチの真骨頂(?)
『ぜってーエラーしない!』
有言実行、この後のプレーが凄まじかった。

私もかなり強い打球を三塁線に抜けるように打ったのですが、
タイチは難しいゴロをグローブではなく、腹で捕りに行った。
あれだけ速い、しかも脇を抜けそうな打球にも目線がバッチリ。
腹筋に当たる鈍い音。前に落として1塁へ送球。

ヤクルトの宮本選手が言っています。
『ヤバい、と思ったら両手を下げる』
これです。自然にタイチはこれをやった。
このようなプレーが出来はじめると、とたんに野球の幅が広がる。

ここで私が言いたいのは、
後輩のリョウが目の前で見ている中でのプレーだという事。
あのプレーを目の前で見ていて、何も感じないヤツはいない。
ハズ。

タイチはただ単純に、好きな三塁手の練習を後輩に譲る気持ちなどなかったという事かもしれない。
でもそれでOK。

その気持ちがあるからこそ、自身が向上できる。
その気持ちを目の前の後輩に見せることができる。
最悪なのは、自分本位だけでダラダラとやる選手。



私の似たような経験が、草野球ワイルドキャッツでありました。
あれは確か、ローカルリーグで優勝争いをしていた時。15年以上も前だが。

我がチームは投手がことごとく肩を痛め、仕方なくキャプテンがマウンドへ。
相手は横浜高校OBのメンバーで構成された強豪だが、僅差の試合展開。
あるピンチの場面。たしか、2アウト2塁だったような記憶。
強烈なピッチャーライナー。
その投手は、捕りに行っては間に合わない程の打球のスピードだったため、
瞬時に判断して、自らの胸をボールに当てに行った。
鈍い音がしたが見事にボールを落とした。
素早く捕って1塁送球、ショートバウンドになったが、
これを私が落とすわけにはいかない。同じように懸命に体で止めて3アウトチェンジ。

このプレーは、相手も『スゲー』と言っていたが、チーム全体を鼓舞したのは言うまでもない。
私もインスパイアされました。これが野球の魅力です。
(いやー、懐かしい話だね、オザワ!)



話を戻して、
あのタイチのプレーは、それを思い出すには十分なくらい気合の入ったプレーだった。
それを目の前で見たリョウは、技術ではなく、そのような気迫を先輩から受け取って欲しい。

それさえあれば、リョウはもっとポテンシャルを高められるハズ。



先輩とは、ただ巧いだけの存在ではない。
優しく後輩に譲るだけでもない。

お互い切磋琢磨し合い、その中でも1歩何かでリードして、
だからこそ後輩が目標にできる人。
それが先輩でしょう。

マンガ『キャプテン』の谷口君は、その1歩が当然あると誤解され、
でも、皆との練習の後の個人練習で何とか体得した。
そこが素晴らしい。



今の2年生はそれだけの練習はしてきたハズだが、週に1回ではなかなか難しい。

いかに普段から個人が取り組んできたか、

もう2年生はその成果を見せる時期になってきた。

まだ間に合う。

あと約9か月。





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